2020年に税理士登録をした私は筋トレを始めました。
これまで生きてきた中で筋トレとは全く無縁の人生でした。
どちらかというと勉強が少しできるインテリくんというイメージでしょうか。
身体は細身で、太陽と汗の似合わない色白で涼しい顔をしているイメージだったと思います。
何度かやろうと思ったことはありましたが、少しやっただけで筋肉がつくわけはなく、自分は筋肉がつかない体質なのだと勝手に決めつけていました。
周りで筋トレに励んでいる人たちを横目で見ては、何が楽しくてやっているのか全く理解できず、ただのナルシストの自己満足なのだろうと勝手にレッテルを貼っていました。
それが税理士取得を機に考えを転換します。
一つの大きな目標を達成した後に、次に何を目指すべきかと考えたとき、別の関連資格を取得するという選択もありましたが、机上で頭をひねって勉強するというアプローチはある程度の目標を達成したと捉え、一方で今まで全くと言っていいほどやってこなかった分野、身体を鍛えるというアプローチを始めようと思いました。
税理士試験を受験する傍らで、ストレス解消や気分転換の名目でランニングをしたりジムに通ってヨガやスタジオレッスンで汗をかくことくらいは継続してやっており、アタマとカラダのバランスをうまく取ることの重要性は感じていました。
ましてやスマートフォンが急速に普及しWEBやSNS、オンラインゲームの中を彷徨う時間がより一層増える昨今、身体性の欠如による健康被害や犯罪の増加などが問題になってきており、身体性を取り戻すことの重要性を感じ始めていました。
よし、身体を鍛えよう
しかし闇雲にスタートしても継続しなかったり身体を痛めたりするので、ちゃんとしたパーソナルトレーニングに通おうと思っていました。
そんな矢先にかねてから購読しているメルマガで、都内の完全紹介制パーソナルジムがコロナの影響で減少した会員を埋めるため若干名をメルマガ購読者限定で募集していました。
すかさずメールで応募したところ見事当選することになりました。
コロナ禍の2020年6月にスタートしたので現在までちょうど2年半、週に1回を継続してきました。
熱し易く冷め易い自分がこんなに継続しているのもビックリです。
最高のタイミングで最良のパーソナルジムに通うことができ、何か不思議な縁を感じます。
筋トレを継続した効果について
まず何よりも、楽しい
トレーナーのサポートもあり始めは数回しかできなかった回数がどんどん上がっていくので、結果がわかりやすい点が非常に楽しいしやりがいを感じることができます。
パーソナルは週1ですが、それだけでは物足りなくなり、週にもう1回はエニタイムフィットネスに通うことにし、パーソナルで習ったことを参考に自分でトレーニングするようになります。
筋トレを始めて1年位すると既存のシャツが小さくて合わなくなり、一式ワンサイズあげることになります。スーツも2セット買い換えました。ちょっとした出費ですが嬉しい出費です。古いシャツとスーツを全捨てするときの快感てたまらないんですよ。そろそろもうワンサイズあげる段階になってきましたが絶賛財布と相談中です。
そして、体の調子がいい
トレーナーの薦めもあり、プロテインとサプリも飲み始め、食事も大幅に変えました。
必要な量とタイミングなどもアドバイスもらい、同時に独自に栄養学についても情報収集し始めました。
プロテインやサプリについても偏見を持っており、そもそもクスリ嫌いな上そんなケミカルなものを体に入れることに初めは抵抗がありました。
しかし日々の食事が一番大事であることを前提にしつつ、カラダに必要な栄養素を一般的な食事のみで摂取するのは難しいということ、自分に不足している栄養素を遺伝子検査などの各種検査で把握して足りないものを効率的かつ効果的に摂取するにはサプリは必須ということ、筋トレするしないに関わらずタンパク質(プロテイン)は現代人にとって圧倒的に足りなく、特に筋トレヤーにとってはマストということ、などを理解していきました。
摂取すべきサプリについてはこの本を参考にしました。
ちなみに現在特にカラダに不調は一つもなく、コロナ禍にもかかわらずコロナのみならずほとんど風邪にも引いていません。毎日が好調です。調子が悪いのは飲み過ぎた次の日の午前中くらいですかね。もちろんワクチンなんか打たないし普段マスクもしません。逆にマスクすると息が苦しいし呼吸が浅くなるので自分の場合不健康になります。マスクするのはエニタイムと航空機内くらいですね。空気は読まないことにしています。グローバルスタンダード。
さらに、体型が良くなり(自称)、気分が上がる
カラダが確実に変わっていきサイズがアップしていくと周りからもカラダが変わったねという声をチラホラと聞くことになります。あまり自己主張するタイプではないのですが、話を振られると楽しさのあまり筋トレを必要以上に他人にも薦めてしまっていました。(最近は抑え気味)
その甲斐もあってか、周りでも数名筋トレを始め、私同様に絶賛どハマり中な税理士仲間が数名います。
とあるトレーナーから聞いた話。
快感ホルモンと呼ばれるものが3つあるとのこと。
それはドーパミン、セロトニン、オキシトシンの3つ。
このうち筋トレや体を動かすことにより分泌されるのがセロトニンで、これが筋トレを継続させる要因でもあるとのことでした。ガッテン。
このように筋トレでカラダが変わる、楽しいし調子がいい、自己評価のみならず他人からも言われる、気分が上がる、また筋トレする、のプラススパイラルが絶賛回っております。
それなりの出費と時間を費やすものの、これだけのリターンを得られるのであればコスパとタイパも良く、やらない理由はないですね。
最後に、税理士と筋トレの関係について
税理士は職業柄会社の社長と接する機会が多いところ、会社の財政(健康)状態についてアドバイスをする仕事と言えます。
一方で社長個人の身体的な健康状態についてアドバイスするのは一般的には医者だと思います。
ただそれは何かしら不調が起きた後に病院に行くことにより事後的にアドバイスを受けることになるでしょう。
税理士として社長と接する機会に自身の経験をもとに、会社の健康状態のみならず社長個人の身体的な健康状態についても何かしらサポートすることができたらそれは素晴らしいことではないか。
いくら会社の健康状態が良くても社長個人の健康状態が良くなければそれはハッピーとは言えないでしょう。
飽食の時代、資金に余裕があると良いものを食べ過ぎてしまう傾向があります。栄養の過剰摂取により不健康になってしまう本末転倒なことが起こっているのが現代です。食に過剰出費し、その結果不健康になって医療費に出費する状態は健全とは言えないでしょう。しかしファストフードやコンビニ食が当たり前のように蔓延する現代において余程食に対して気をつけないと健康を維持するのは難しいと言えます。
もちろん自身の経験と浅はかな知識だけでは物足りなく、より一層ブラッシュアップする必要はあるものの、漠然とその領域をカバーしたいなという思いがあります。
会社も良く、社長も含めた家族と社員の健康が良い状態、これこそが昨今耳にするスローガンとしての健康経営ではなく、真の健康経営だと思います。
会社も人間も健康であること、ウェルビーイングであること。
そしてそれを両面においてサポートできる税理士、ウェルビーイング税理士を目指します。