事業再生士補(ATP)に合格しました。
何それ?という方はこちら。
事業再生士とは
日本事業再生士協会(ACTP) 公式ホームページ
事業再生士補とは、
・ATP資格者は事業再生を行うための基本的な調査、分析および企画・提案のための諸知識を有しており、事業再生士を補助できる能力を有することを証明する。
・ATP資格は事業再生に必要な法律、経営、会計・財務、税務、金融等の一般的な知識を持ち、また事業再生実務を行う上での高い職業的倫理観を有しているものに与えられる。
とあります。
その上位資格である認定事業再生士とは、
・CTP資格者は、事業再生に関して、国際的に通用する高度な知識と経験を有することを証明する。
・CTP資格は事業再生に関する必要かつ十分な知識と経験を有し、再生計画の策定および実行ができ、事業再生実務を行う上での高い職業倫理を有するものに与えられる。
・CTP資格者はTurnaround Management Association(TMA)との協定により、CTP資格者として、米国CTP資格者に準じた業務基準、倫理規定および資格更新規定が適用される。
とあります。
国家資格ではなく、平成18年にできた資格ということもありまだ認知度は低いみたいです。
資格の区分
FPのAFPとCFPのように、事業再生士補(ATP)と認定事業再生士(CTP)があります。
これまたFPと同じように米国発の資格のようです。
きっかけ
受験しようと思ったきっかけは資格学校のTACで見かけたパンフレットでした。
中小企業のサポートを本業としており、事業再生についてはまさにホットなテーマでもあるので関連資格ということで勉強してみることにしてみました。
また、ネットで探してみたところ下記のブログを発見します。
事業再生士という資格について(その2)
そういうことをふまえた上で、この資格は、事業再生の「プロ」を志す方に、自信をもってお勧めできる唯一の資格といっていいでしょう。
この言葉に背中を押され受験を決意します。
受験科目
財務、経営、法律の3科目です。
ただし税理士の簿記論と財務諸表論の科目合格者は財務が免除になるとのことで、わたくし丁重に免除させていただきました。
少し得した気分。
講座内容
DVD教材などがあると思いきや、どうやらテキストのみで自習しろとのことです。
財務、経営、法律の3科目ごとにそれぞれテキストが送られてきて、模擬試験に合格すれば単位が認定されます。
もちろん財務は全く無視して残りの2科目のみ勉強しました。
一応財務のテキストもめくってみましたが、大方いつかどこかで勉強したものなので良しとします。
合格率
2013年の秋受験に関しては217名受験し130名合格と、合格率は約60%となっています。
ポイントは法律科目でしょうか。会社法の知識がないと厳しいと思われます。会計士試験を少しかじった経験が生きました。
今後の方向性
事業再生士補はまだまだ入口の段階なので次は認定事業再生士(CTP)を取るべく勉強をしていこうと思います。
ただそのためには、CTP試験に合格、事業再生実務経験3年、事業再生関与案件5件、正会員3名の推薦が必要とのことなので、この要件をクリアすべく頑張ってみようと思います。
まずは名刺に肩書を入れてみようかな。