僕の地元が舞台でもあり、在日が監督ということでもあり、観た人達がみんな良かったというので是非とも押さえておきたかった。
常磐ハワイアンセンター、現在スパリゾートハワイアンズ。
幼かりし頃、遠足で何度か行きました。
巨大な屋内プールがあって、ヤシの木があって、フラダンスショーがあった。
幼心になぜ福島にハワイがあってフラダンスを踊るのかなんて考えもしなかったけど、こんな誕生秘話があったんだね。
その常磐炭鉱に、多くの朝鮮人が連れてこられて労働をさせられたなんて事実はもちろん映画には出てこない。
ちなみに我が母校、福島学校の校歌に「常磐炭鉱」というフレーズが出てきたりする。
炭鉱で働く親のもとで育ち、大人になっても炭鉱で働くのがあたりまえ。炭鉱で働くことに何の疑問を持たない人々。女も炭鉱夫を支えるのが女の仕事と思っていた。
当時、石炭は黒いダイヤモンドと呼ばれていた。
そういえば「ブラス!」という映画も似たような背景だった。
今まで当たり前だと思っていた生活があたりまえじゃなくなる。
時代の大きな流れの中でその流れを認識しようとせずに抗う人々、
その流れを素早く認識し新しいものを受け入れ、変化に対応しようとする人々。
いつの時代も変化に素早く対応するのは若者であり、頑なに拒否するのは年配なのだろうか。まぁそれが若者の特権でもあるのでしょう。
古いものと新しいものとのせめぎあいは永遠のテーマですね。
振り返って、現在若者である僕は時代の変化を認識し素早く対応しているのだろうか。
年配になっても頭柔らかく、常に新しいものを受け入れる人間でありたいものです。
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コメント
ハワイアンセンター懐かしいや。親戚とかともよく言った。
ドラマ<東京タワー>でも出てた。(ハワイアンズだけど)なかなかいいドラマだった。
今兵庫北部の生野というところでIT関係の仕事してるんだけどそこに閉山になった銀山がある。そこも同胞のいろんな歴史があった場所らしく感じることが多かった。
炭鉱あるところ、同胞の歴史あり。
フラガールのDVD出たみたいだね。
是非夫婦そろって鑑賞してみてください。